◇2020年11月10日発信
マンション保険を販売している5社の新旧保険料比較を行いました。
概略は次の通りです。
なお、ここで記載している事故件数は、総戸数50戸に対しての件数で記載しております。
実際には、「事故件数 ÷ 総戸数」の割合で保険料率が決まります旨、ご了承ください。
・日新火災は対象期間中(2年)に事故が1件でもあれば、劇的に保険料があがるようになります。
従来相当格安の保険料を提供してきたため、事故が起こるマンションを強く敬遠する形になりました。
・三井住友海上は、事故件数が0~1件の場合の保険料を値下げします。これまで相当高い保険料水準でしたので、
今回マンション保険にしっかり参戦してきた印象です。
・あいおいニッセイ同和は、事故件数1件場合の保険料を大きく下げてきました。
しかし、事故件数4件以上では、賠償特約・漏水原因調査費用も含めて免責を10万円以上に設定しないといけなくなります。
・従来、優位性のあった損保ジャパンは、一律値上げとなり、他社の追随を許す形になりました。次回の改定で再び最安を目指してくるのではないかと期待しています。
・従来、損保ジャパンと拮抗していた東京海上日動は、築30年以上のマンションの保険料上昇率を約10%以下におさえ、損保ジャパンを保険料で下回ってきました。
今回の改定で、各社損害率を解消しながらも競争に参加していく姿は非常に頼もしいと感じます。
<試算条件>大阪府
築年数:30年 戸数:50戸 延床面積:4,000㎡ 補償額:5億円(地震保険は今回は火災保険の比較のため付帯なし)
補償内容:火災、落雷、破裂、爆発、風・雹・雪災、水災、盗難、破損、汚損、水濡れ、漏水原因調査費用、個人賠償(3000万円)、施設賠償(1億円)、臨時費用(10%)
保険期間:5年 長期一括払い
◇2020年11月3日発信
2019年近畿地方に大きな被害を与えた台風21号等により、各保険会社は1兆円を超える保険金を支払いました。
それらの影響を受け、2021年1月に各社保険料を値上げします。(一部条件によって値下がる場合もあり)
速報版としまして、築30年マンションの場合の保険料比較を行いました。
<試算条件>大阪府
築年数:30年 戸数:50戸 延床面積:4,000㎡ 補償額:5億円(地震保険は今回は火災保険の比較のため付帯なし)
補償内容:火災、落雷、破裂、爆発、風・雹・雪災、水災、盗難、破損、汚損、水濡れ、
漏水原因調査費用、個人賠償(3000万円)、施設賠償(1億円)、臨時費用(10%)
※多くのマンションで採用されていると思われる内容です。
保険期間:5年 長期一括払い